院長あいさつ

成田富里徳洲会病院 院長
堀 隆樹

成田富里徳洲会病院は、平成27年9月に開院した総合病院です。 開院以来、地域住民の皆様をはじめ、医療機関、消防署、警察署など多くの方々に支えられながら、24時間365日の救急医療を継続してまいりました。あわせて、信頼される病院を目指し、医療環境の整備にも力を注いでまいりました。

現在当院では、ハイブリッド手術室をはじめ、手術支援ロボット「ダヴィンチ」やツリウムレーザー、RI装置(核医学検査)、Spectral CT 7500や320列CTなどの各種検査機器を導入し、正確な診断と身体的負担の軽減を図っています。さらに、回復期リハビリテーション病棟や化学療法センターも備え、幅広い疾患に対応できる体制を整えております。 今後も、医療環境のさらなる充実と人材の確保・育成に努め、すべての患者さまが安心して医療を受けられる環境づくりを進めてまいります。

一方で、患者さまを「待つだけ」では地域医療を守ることはできません。 新型コロナウイルスの流行以降、医療講座や他業種とのコラボレーションイベントは自粛しておりましたが、今後はさまざまな機会を活用し、正確な医療情報の発信に努めるとともに、人間ドックをはじめとした各種検診や予防接種の充実を図り、健康維持・管理の啓発と予防医療の推進に取り組んでまいります。

これからも「生命だけは平等だ」という理念のもと、「皆様の大切な人」「大切な時間」「大切な生活」を守るために、高い技術力に裏付けられた信頼性と、優しさに満ちた病院を目指して、職員一同努力してまいります。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

コロナ禍の想い

私自身が改めて強く感じたことがあります。 それは、「職員の安心・安全が患者様の安全につながる」という信念です。 この思いに基づくことが、私の基本精神でもあります。 人を育て、活かすこと。そして、思いやりのある心で職員を守ることが、結果として患者様にとっても大きな利益となる――この考えを大切に、日々の医療に向き合っています。