診療内容
心臓血管外科では、心臓・大動脈・末梢血管の疾患に対する外科的手術、ならびに術後診察を行っています。
2018年11月から心臓・胸部大動脈手術を開始しました。今までは手術の必要のある患者様を遠方に紹介させていただくことがあり、ご不便をおかけいたしましたが、これからは可能な限り地元で治療を完結できるように体制を強化しているところです。
ただ全ての患者様の外科的治療を当院で行えるわけではありませんので、その場合は信頼できる医療機関をご紹介させて頂きます。
当院の特徴は大規模病院であり、他科との連携が非常に良いことです。本当に手術が必要かどうかを全ての症例で心臓血管外科、循環器科、外科の医師で相談して決めています。また、術後は各科で連携をとりながら患者様の治療を行っています。
当院で行う主な治療は以下の通りです。
- 冠動脈疾患に対する冠動脈バイパス
患者さんの全身状態によりオフポンプ・オンポンプを使い分け、確実な血行再建を目指します。 - 弁膜症に対する弁置換・弁形成術
大動脈弁狭窄症の患者様は全身状態や年齢によってはカテーテル的大動脈弁置換術( TAVI )を行う施設をご紹介いたします。僧帽弁閉鎖不全症に対しては僧帽弁形成術を第一選択としております。また、心房細動がある場合、不整脈に対する手術を積極的に行います。 - 胸部大動脈疾患に対する人工血管置換術
胸部大動脈瘤および急性大動脈解離に対して人工血管置換術もしくはステントグラフト内挿術を行っています。