診療について

そして、脳神経外科診療として

開頭手術について
脳神経外科のとりわけ脳卒中の分野では後述しますカテーテル治療(脳血管内治療)の進歩がめざましく、かなりの病気をカテーテルで治療できるようになっております。しかし、開頭手術でしか治療できない病気も多数存在するため、必要に応じて開頭手術を提案させていただいております。個別の病気に関しては、脳・脊髄の病気に関してにてご説明させていただいております。
脳血管内治療について
部長の宮本は北海道や帝京大学での修行の末に2018年に脳血管内治療指導医を取得しており、成田地区では唯一になります。その研ぎ澄まされた専門性も持って、これまで他院で治療できないと言われた脳動脈瘤を何例も治療してきました。また、動脈瘤に対するフローダイバーター治療の資格も有し、大型の動脈瘤の治療にもあたっております。もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、こちらからメールでの相談も行っておりますのでご検討ください。脳血管内治療に関しては、脳・脊髄の病気に関してにてご説明させていただいております。

脳血管内治療とは

カテーテルと呼ばれる細いチューブを太ももから挿入し、脳の中の血管まで誘導します。そこから様々な治療を施行することが可能です。カテーテル室で横になっていただき、太ももの部分を消毒して、清潔な布をかけます。

太股部分に痛み止めをして、そこからガイディングカテーテルという3mm程度のチューブを挿入します。頚部までカテーテルを挿入して、そこからソウメンのように更に細いマイクロカテーテルを挿入します。

これを病気の部位に誘導して治療をしていきます。治療にはコイルを用いることが多く、これを病変部位に挿入していきます。十分にコイルを詰めたあとはカテーテルを抜去して、終了となります。
治療は局所麻酔でもできますが、全身麻酔で行うこともあります。

脊髄外科手術
背骨や腰骨の治療と聞くと整形外科を想像される方も多いかもしれませんが、当院では手術に際しては脳神経外科が担当しております。脳神経外科でも脊髄の診療にあたっているものは多く、諸外国では脳神経外科医の基本的な仕事の一つでもあります。年齢とともに悪化していく脊椎の変化からくる手や足のしびれや痛み、力が入らないといった症状や、外傷による椎体骨折まで、帝京大学脳神経外科のご協力を得て手術にあたっております。こういった症状でお困りの方は、脳・脊髄の病気に関してをご参照いただき、よろしければ「しびれ痛み外来」の受診をご検討ください。(完全予約制)