小耳症治療の様子
当院で、小耳症に対する手術を丸山成一先生のご協力の元5月より行っております。
当院での治療の様子を掲載致します。
※写真の掲載につきまして、本人、ご家族の方に同意を頂いております。
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当院で、小耳症に対する手術を丸山成一先生のご協力の元5月より行っております。
当院での治療の様子を掲載致します。
※写真の掲載につきまして、本人、ご家族の方に同意を頂いております。
少し緊張気味で入院してきた患者様ですが元気で面白い男の子で、スタッフたちも楽しませてもらいました!手術が終わり麻酔から覚めて一言、「お肉食べたい、お腹すいた。」看護師も主治医も安心して思わず微笑んでしまった強者エピソードの持ち主です。付き添いのご家族様の外出中にはついつい、お菓子を食べすぎてしまったり部屋を折り紙の手裏剣だらけにしてしまったり。羽目を外してしまうこともありましたが、なんだか憎めなくて許してしまうのです・・・
「でも病院のご飯は治療の一環!頑張って食べてね!!」と中島先生が声をかけると
「そっか、確かに!!」と素直に納得してくれちゃって、先生もついつい笑顔になってしまうのでした。
前回の入院時にスタッフをメロメロにしていった患者様です。今回もほかの入院患者さんのハートまで射抜いていました!!OPEの予定がない日があり、手術室スタッフから見学のお誘いを受けて職場体験してきたようですよ。
なんと麻酔科医に麻酔をしています!!貴重な体験、楽しんでもらえたでしょうか。
退院のときにはスタッフみんなに手作りのカードを用意してくれていました。7階西病棟では看護師さんたちみんなの名札ケースにかわいいカードが入っていますよ~。
お気に入りのぬいぐるみを携えて入院してきた患者様です。
「小さい時からずっといっしょにいるんだ」と見せてくれたぬいぐるみからは愛情の深さが伝わってきます!!もちろん手術の時もOPE室まで一緒に来てもらいました。
患者さんそれぞれお気に入りの枕や毛布など、気持ちの落ち着くものがあればぜひ持ってきてくださいね。付き添いのご家族さんはドライヤーや折り畳みベッドに敷くパッドなどオススメです。持ち込みの可否についてご不明点は入院前にお問い合わせください。
色々と制約の多い入院生活ですが少しでも快適に過ごせたらいいですよね。
これからもずっとぬいぐるみ大切にしてほしいなぁ、と思うスタッフです。
いつも患者さんを支えてきた大切な宝物です。
夏休み中に入院してきた患者様です。退院後は遊ぶ予定をたくさん計画していたのですが、思いがけず入院期間が延びてしまい楽しみにしていた予定もキャンセルに・・・。残念な思いをさせてしまいましたが柔軟に対応していただいたご家族様のご協力に感謝いたします。
しっかり治して元気に新学期を迎えられたでしょうか。傷の経過によっては退院日が前後する可能性がありますのでお困りの際はスタッフへご相談ください。
自由研究の工作はバッチリです!!形成外科医のお墨付きですよ。
元気いっぱいにリハビリに取り組んでいました!
2回目の入院でお久しぶりの再会となりました!手術の後は痛みによりなかなかお食事が進まなかったようです。個人差もありますがゼリーやプリンなど患者さんの食べられるものから徐々にお食事を再開して様子を見ていきます。点滴の管を抜いてお食事も食べられるようになれば患者さんのストレスもだいぶ軽減されるのではないでしょうか。
元気になってからはナワバリバトルで遊んでいましたが、病院のWi-fiはバトル向きではなかったようで・・・マインクラフトで我慢してもらう日もありました
入院中でもオンラインで授業を受けたり、友達とゲームで遊んだりできるなんて便利な世の中だなぁと時代の流れを感じるスタッフです。
持ち込みの装備品が素晴らしかったので写真を撮らせてもらいました!これから入院予定の現代っ子たちはぜひ参考にしてみてくださいね。
授業もゲームも効率よく取り組めそうです!!
とにかく愛嬌たっぷりでスタッフみんなをメロメロにしてくれた患者さんです。
麻酔科医の森田先生まで心奪われています。麻酔の先生って手術の時だけじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、手術前にはアレルギーなどの聞き取り、手術後は痛みのコントロールまで何度も様子を見に来ているんです。
入院中は痛みを我慢するのが当然と思わずに辛いときはスタッフまでご相談くださいね。
注射や点滴、服薬などたくさんがんばる子供達。少しでも笑顔で過ごしてもらいたいと考えています。ちょっと怖そうに見えますか?(笑)とっても優しい先生なんですよ!!
スタッフみんなにメッセージカードを書いてくれました!
看護師がイラストを書いた点滴固定用のテープを、大切にコレクションしてくれていました。
毎回患者さんから、ひつじ!リス!とお題をもらって書いていました。
1年半ぶりの再会となりました!前回もホームページにご協力いただいた、ナワバリバトルの患者様です。背が伸びてとっても大人っぽくなっていたのでスタッフも驚きました!!
入院が大相撲5月場所の時期だったので付き添いのご祖母様と二人仲良く観戦なさっていました。リモート授業も夕方まで頑張っていましたよ。
小児科からはドラえもんや名探偵コナンの単行本も貸し出ししていますので、勉強の息抜きにご利用くださいね。
帰りの新幹線が楽しみで退院日は朝早く目が覚めた!と中学生らしいエピソードに心が和むスタッフたちでした。
「いつもはネイルしているけど、手術に向けてオフしてきました」と教えてくださった患者様、爪の形がとってもキレイ!!これは色々と聞いてみたい・・・と思ったら、快く質問に答えてくれましたよ!今回はインタビュー形式でお届けします!!
Q:職場はネイルOKなのですか?
A:はい。いつもセルフでいろんなネイルに挑戦しています。髪型も自由なので少し前はボウズ頭にしていました(笑)
Q:え!!今はショートカットですよね、治療とは関係なくボウズ頭にしていたんですか?
A:そうです、普段からウィッグを被ることがあるので短くしました。涼しくて楽でした。(写真をみせながら)ウィッグは7種類くらい持っています。
Q:全然ウィッグのように見えないですね。ピンクの髪も混ざっているけど・・・
A:最初からピンクのエクステがついたウィッグでした。これはハーフウィッグで千円もしなかったです。通販で安く購入できるので自分でカットしたりします。失敗しても安価なので惜しくないです。
Q:千円もしないようには見えない~!さらさらで手触りもいいですね!
手術のために半分髪の毛を剃ってもらいましたが、退院後はどんな髪型にする予定ですか?
A:もう少し伸びたらエクステをつけてもいいけど、それまではウィッグでもいいかな。
Q:まだ学生の患者さんたちは校則があるので学校と相談になりますが、エクステなどは配慮してもらえるといいですよね!
A:そうですね。治療のことも含めて「もっと早く知っていれば・・・」と思うことがありますよね。今後は小耳症のことだけに留まらず、治療や傷のことで悩んでる人に情報を発信できるようになりたいと思っています。
Q:私もお話してみて驚くようなことばかりでした。最後にこれを持ってきてよかった~というおススメのグッズはありますか?
A:美容液が浸してあるコットンを持ってきたのですが、洗顔できない日でも拭き取りするだけで気分転換できました。手術の後は点滴などで顔がむくんでいたのでそのままパックしておけば顔がしぼんでも切なくならずにいられました(笑)
たくさんの質問に答えてくださった患者様、今はそんなグッズがあるのね~とついつい母親目線で感心してしまったスタッフでした。たくさんの情報の中から患者様がより良い選択をできるようにこれからも一同がんばっていきます!!
栄養士から退院後の食生活についてお話させていただきました。
お食事の好みなどをうかがい、普段の食生活に寄り添ったアドバイスをさせていただきます。入院中のお食事のご相談も承りますので悩み事などお気軽にご相談ください。
お子様の場合は好き嫌いがあると病院のお食事がなかなか進まないこともあるかもしれません。私たち大人も一緒に魚や野菜もバランスよく食べられるよう心掛けたいですね!
「栄養指導を受けてみて、自分では気づかなかったけれど言われてみれば!と思い当たることがありました。家に帰ったら気を付けてみようと思います。でも退院の日だけはお祝いにおいしいものを食べて帰ってもいいですよね??」と、なんだかかわいらしい素直な人柄の患者様にほっこりした病棟スタッフでした。
約9か月ぶり、2回目の入院となった患者様です。
春になると進級、進学の嬉しいお知らせもあり再会がより一層喜ばしいスタッフたちです。
入院中は院内のリハビリテーションセンターへリハビリに行きます。
成田駅周辺を見渡すことができ、天気の良い日は気持ちよくリハビリできそうですね!!
遠方からご入院の方には成田山にも是非お立ち寄りいただきたいと思います。
名物のうなぎの他にも食べ歩きできるおせんべいやお団子などもおススメです!
病棟は7階にあるので仏閣がご覧いただけるかもしれません。
富士山が見える日もありますよ。なんだかいいことありそうです!
いよいよ2度目の手術に向けて、9か月ぶりの入院となりました。
患者様もお母様も相変わらずお元気そうで、お部屋でも会うたび笑顔のお二人でした。
今回の手術も順調で治りも早いように感じたそうです、よかった!!
前回の入院時のことをまとめた冊子が学校で受賞したという嬉しいお知らせもありましたよ!
病棟にも一冊置いていってくださりました。
写真や図を使って日記形式でまとめられたわかりやすい内容になっており、患者様の名前に込められたお母様の想いに触れた部分ではつい涙してしまう病棟スタッフでした。
是非、ご来院の際にはお手に取ってみてくださいね!
「お大事にー!」とお見送りしたのがついこの前だったような気がしますが、しっかり1年分成長して身長も伸び、大人っぽくなっていた患者様に驚きました。
でもお話してみると中身はそのまんま!以前と同じ元気いっぱいの様子に一安心。
入院中はご家族様が交代で付き添ってサポートにあたってくださりました。
甘えたり、冗談を言い合ったりするご家族の様子にちょっぴり実家が恋しくなってしまうスタッフたちでした。(写真には恥ずかしがり屋の妹ちゃんも一緒に写っていますよ♪)
スキップしながら元気よく入院してきました!術後は痛みのために元気のない日もありましたが、それでも得意の変顔でスタッフを和ませてくれる優しい患者さんでした!
入院中は同じ時期に入院していた男の子と一緒に買い物へ行ったり、苦手な粉薬に挑戦したり。付き添いのご家族様は「こんなに息子と向き合える時間は最初で最後かもしれないですね」とお話しなさっていました。
退院時にはすっかり元気を取り戻し、またスキップで帰っていきました。
また会えた時にも、ぜひ可愛い変顔みせてほしいと思うスタッフたちです。
入院時たくさんのスタッフが訪室するため、少し圧倒されていた患者さんです。
主治医の先生のほかにも小児科医、麻酔科医をはじめ看護師や栄養士に薬剤師、たくさんのスタッフが連携して治療にあたっていきます。
『どんな子かな?退院までにいっぱいお話して仲良くなりたい!』という気持ちでいつもお迎えしています。
退院するときはお別れが少し寂しくなってしまうのですが、次の入院の時にも
元気にお会いできるのを楽しみにしているスタッフたちです。
退院時、丸山先生が代表として患者さんよりお手紙をいただきました!
2回目の手術だったこともあり、先生やスタッフからも「元気そうだね、背が伸びたね!!」
と声をかけられていました。
今回の入院のお供達(上:ドラビー、左:カルビー、右:ヘビー)です。
翼が取れかけているドラビーの手術に挑んでいる様子です。
10年後にはスタッフとして徳洲会へ戻ってきてくれたりして・・・
オンライン授業の後は友達と通話しながら
オンラインゲームをして過ごしていたようです。
現代っ子の遊び方に感心したスタッフでした。
しっかりオンライン授業にも取り組んでいました。
教科書やノートをたくさん持ち込んでの入院でした。
長い髪をおさげにしてリハビリに励む姿が印象的でした。
少しずつ打ち解けて笑顔を見せてくれる様子に
スタッフ一同癒されていました!!
リハビリスタッフとも楽しくお話しながら取り組んでいます♪
オンライン授業の様子を撮らせていただきました。
「もっと真面目な顔で撮ってください!」とお母様からのツッコミで
余計に笑顔になってしまう患者様なのでした。
明るい笑顔がそっくりのお二人に、病棟の雰囲気も明るくしていただきました!!
リハビリのために病棟内を散歩する様子です。
学校の話やゲームの話、悩み事までしっかり受け止める優しいリハビリスタッフたちです。
もちろん、秘密はしっかり守ります!!
気になる食事の献立を一緒にチェックしています☆
スタッフひとりひとりに星座占いの結果を教えてくれるというエピソードもありました。
本を読むのが大好きで病棟に用意した本をほとんど読んでしまっていました!!
お母様と仲良さそうに本を選んだり、棟内を散歩する様子にスタッフたちもほっこりとした気持ちにさせていただきました。
これからも少しずつ病棟のこども文庫を充実させていく予定です。
大人も一緒に楽しめそうなタイトルです!
処置の為に何度か経過写真を撮りましたが、明るい人柄の伝わる
笑顔の写真ばかりで入院中もスタッフを和ませてくれていました!
入院中はかゆみがあったようですが、薬を変更したり、きめ細かい診察や洗髪をすることで改善することができました。
退院後の外来通院は当院またはヒルズ美容クリニックのどちらかを患者様に選んでいただくことになりますが、丸山先生の歓迎する様子が目に浮かぶ一枚です♪
耳垂残存型タイプ
退院前
退院前の記念撮影
中島医師(左)、丸山医師(右)とともに撮影
元々の耳たぶを生かしつつ、肋軟骨で作成した3Dフレームを挿入します。
耳の周りにはレストンスポンジというスポンジを装着、手術した耳がつぶれないようにし寝返りなどでの圧迫を防ぐ目的で装着します。
しばらくの間洗髪ができないため入院中はかゆみとの闘いですが、可能な限り部分洗髪などを行い対処しております。
皮膚の色調が悪いことや一部潰瘍部分が残存してしまうこともありますが、退院後もご家族の皆様にご協力いただきながら、経過観察させていただいております。
中島医師、丸山医師は患児のゲームが終わるのを待って処置を行います。(笑)
おおよそ3週間程度の入院ですが、ご自宅から持参されたゲームをしたりYouTubeを見たり、学校の宿題やリモート、遠隔授業などを受けて過ごされています。
術前デザイン
軟骨フレームとテンプレート
軟骨フレーム挿入後
術前デザインおよび軟骨フレーム作成とフレーム挿入後です。
軟骨フレームの軟骨は手術をする側と同じ左第6から第9肋軟骨を採取し小耳症ワイヤーというもので形成、固定しております。
手術前
手術後20日目
痛みなく術後20日目に退院となりました。約半年後に耳介挙上術(耳を立たせる手術)予定です。
手術前
手術後14日目
頭頂部からみた耳の画像
しっかりと耳介挙上されている
全体的に腫脹はありますが、経過とともに腫脹が軽減し耳の輪郭が出てくると考えております。自宅での処置方法・ケアについて指導し、手術後15日目に退院となりました。経過については外来でフォローを継続していきます。
丸山先生、中島先生の回診、処置の様子
退院後の処置・ケアに関してご家族の方に直接指導しております。
耳介挙上術 手術後7日目
退院前に中島医師から自宅での処置方法・ケアについての指導の様子です。
声掛けをしながら、痛くない処置を心がけています。
手術後17日目
腫脹も軽減し、マスクをかけられるようになりました!
傷の痛みなく経過されています。
耳介挙上術後の保湿、清潔ケアは欠かさずに継続いただいております。
耳介挙上術 手術後16日目
おおきな合併症もなく無事に退院、外来通院となりました。
手術後35日目 外来受診時
永田法による小耳症手術の詳細はこちら
(https://www.nagata-microtia.jp)