成田富里徳洲会病院

〒286-0201 千葉県富里市日吉台1-1-1

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診療科・部門のご紹介

泌尿器科

泌尿器科の紹介

当院泌尿器科は当院開設と同時に開始しましたが、今まで週2-3回の診療のみでした。2016年1月より月曜日から金曜日まで毎日診察を行っています。4月からは土曜日の診察も開始する予定です。詳しくは外来予定表をご参考ください。現在は紹介状あり、なしに関わらず、診察時間内に受診していただければ、予約なしで速やかに診察可能です。

泌尿器科の疾患はさまざまですが、前立腺癌を初めとした尿路性器悪性腫瘍、尿路結石、閉塞性尿路疾患、過活動膀胱、尿路性器感染症、尿路性器外傷などの泌尿器科主要疾患を中心に、患者様の要望に応じ、加療してまいります。
具体的には尿が近い、漏れるなどの排尿状態の悩みや尿路結石症、PSA高値に代表される前立腺癌などほぼ全ての疾患に対応可能です。
お気軽にご相談ください。

北総地区初のロボット手術センターを開設しました

前立腺がんは男性のがんでは胃、肺、結腸、肝臓、直腸に次いで6番目に多いです。1年間に2万人が見つかり、9千人が死亡しています。2020年には前立腺がんは年間8万人と急増し、肺がんに次ぐ2番目に多いがんと予想されています。

前立腺がんの診断は、PSA(前立腺特異抗原:前立腺の中で作られる蛋白でがんができると血液中にもれる)を測定します。無症状の場合は当院の人間ドックでもPSAの測定が可能です。排尿状態の問題があるときは直接、泌尿器科外来に受診してください。PSA高値の場合、前立腺の組織検査でがんの有無を診断します。

前立腺生検は基本的に1泊2日で施行しています。日帰り検査もご相談可能です。痛みのない麻酔で施行しています。
前立腺癌が検出されれば患者様と相談し治療法を決定します。

当院では千葉県北総地区初のロボット支援手術システム(Da Vinci S)を導入しました。
現在前立腺癌による根治的前立腺摘除術のみ保険適応となっており、随時適応は拡大していく予定です。
ロボット手術は従来の開腹手術に比べ出血量は1/10、3D画像でより繊細に手術が可能であり、術後尿禁制にも優れています。

Da Vinciチームは当院の関連病院である鎌ヶ谷総合病院にてロボットによる前立腺摘除術を200例以上施行している鎌ヶ谷総合病院グループをメンバーとして強力にサポートし、万全の体制で手術を施行してまいります。
また前立腺だけでなく腎や尿管の癌に対しても当院が誇る最新のオリンパス3D内視鏡による腹腔鏡下手術が可能です。

尿がでにくい、近い症状はおまかせください

50才を超えると男性ホルモンが減少し、身体全体のホルモンバランスが崩れます。男性の5人に1人は「前立腺肥大」になります。前立腺は膀胱出口部にあり、腫れて、おしっこの通り道を塞ぎます。尿道の出口をぐっと広げて、おしっこをすっきり出す飲み薬が90%近く効きます。しかし、大きな前立腺肥大には手術が必要です。当院では全ての治療に対応しています。

トイレが近いのは、過活動膀胱の症状です

加齢または脳梗塞・前立腺肥大などの病気に伴い、膀胱の筋肉が本人の意志に反して勝手に縮んでしまいます。「おしっこの回数が多い(1日8回以上)。」「トイレに行くまで我慢できず、おしっこがもれてしまう。」薬物療法で改善する方が多いです。恥ずかしがらず受診しましょう。

くしゃみをすると尿が漏れてしまうことありませんか

くしゃみや咳、重いものを持つ、階段を昇り降りするなど、お腹に力がはいると尿漏れをおこすのが腹圧性尿失禁です。腹圧性尿失禁は尿失禁の中で最も多く、中高年女性の4人に1人に見られる症状です。尿道、膀胱などの臓器を支えている骨盤底筋という筋肉が、妊娠、出産、肥満、加齢によって弾力性を失いゆるむために尿が漏れやすくなります。

骨盤底筋を強くする体操や薬を使う治療もありますが重症の尿失禁や確実に治したい方は手術の適応となります。当科でご相談ください。

PSA検査で前立腺がんの早期発見を

PSA(前立腺特異抗原)という画期的な腫瘍マーカーの開発・普及によって、80〜90%という高い確率で前立腺がんを見つけることができるようになりました。血液検査だけでわかるという簡単な方法ですので、負担が軽いことも特長です。

PSAは前立腺の上皮細胞で作られる糖たんぱく質です。癌があると、血液中に流れ出るPSAの量が急激に増えてくるので、PSA値が高いと癌が疑われます。PSA値は一般的に以下のように分けて判定されます。

  1. 4ng/mL以下:陰性
  2. 4.1〜10ng/mL:グレーゾーン
  3. 10.1ng/mL以上:陽性

注:ngは10億分の1gのこと。ナノグラムと呼ぶ

PSA値が4ng/mL以下の陰性の人は、年1回程度PSA値を測定して経過を見守ります。いわゆるウォッチフル・ウエイティングで、「あなたはもう大丈夫」というお墨付きをもらったと考えるのは大きな間違いです。10.1ng/mL以上であれば、癌の疑いが高くなります。進行がんでは100ng/mL以上の値に跳ね上がることもあります。

問題は4.1~10ng/mLというグレーゾーンの場合です。

この領域には癌の人と肥大症の人の両方が含まれている可能性があります。というのは、PSAは前立腺がんに特異的なのではなく、前立腺という臓器に特異的な物質のため、肥大症や、前立腺炎など他の前立腺疾患がある場合でもPSA値が上昇するからです。そこで、PSA値がグレーゾーンの場合は、二次検査として直腸診、超音波検査を行い、どちらかひとつ陽性だったら、確定診断のための針生検に進みます。

PSA、直腸診、超音波検査の3つを組み合わせることにより、かなり正確に診断できます。

PSA検査をご希望の方へ

尿の出が悪い、排尿回数が多い などの症状がある方
泌尿器科外来を受診して下さい。診察の際にPSA検査希望と言って下さい。保険診療でPSA検査を行うことができます。
今のところ症状はないが、検査を受けたい方
健康管理センターで検査を受けることができます。ご予約下さい。(日帰り人間ドックにもPSA検査は含まれています)

ロボット支援手術システム「ダヴィンチ」

ロボット支援手術システム「ダヴィンチ」

ダヴィンチは90年代にアメリカで開発された手術支援ロボットで、99年には臨床用医療機器としてアメリカの医療機関を中心に各国の医療機関で運用が開始されました。

日本国内においては、2009年に医療機器としての承認を受け、国内医療機関での運用が始まりました。2012年4月には前立腺がんの全摘出手術が保険適用となった事で、ダヴィンチを使用した手術治療は、がんの新たな治療法として注目を集めています。

ダヴィンチには、術者の指先となる鉗子(かんし)やメスを装着する3本のロボットアームと、1本の内視鏡カメラを備えた「ペイシェントカート」部と、それらの操作を行う「サージョンコンソール」、手術助手や医療スタッフ用の補助モニター「ビジョンカート」の3つの機械で構成されています。

ダヴィンチの構造

ペイシェントカート
ロボットアームを用いて実際に手術治療を行うのが、このペイシェントカートです。ペイシェントカートには、鉗子を装着する三本のアームと1台のカメラが備わっています。アームに取り付ける鉗子は医師の手の動きを忠実・精密に再現するために、様々な形状を 状況に合わせて使い分けます。
サージョンコンソール
サージョンコンソールは、ロボットアームの着いたペイシェントカートを操作する為の装置です。術者となる医師は、拡大された高解像度3次元立体画像を見ながらロボットアームを操り、手術を行います。
ビジョンカート
モニターが付いたカートです。ダヴィンチを直接操作している術者以外のスタッフはビジョンカートのモニターを見ながら手術のサポートを行います。

ダヴィンチの特徴

3Dハイビジョンカメラ&モニタ
術野(手術をしている部位)がリアルな3D画像で表示されるため、術者はコンソールのモニターで奥行ある体内画像を見る事が可能です。より繊細な手術を行う上で、狭い空間でも良好な視野を得られるという事は大きなメリットとなります。
直感的な動き
アームや鉗子の操作部では、術者の眼と手の距離感を維持し、鉗子の直観的な操作を可能にします。また、人の手ではできないミリ単位の操作も可能になります。
柔軟な動き
ロボットの手は人間の手と同等以上の可動域を持っています。これにより、人間では有り得ない角度の動きが可能となっています。また、人の手の様な手振れもありません。

ダヴィンチのメリット・デメリット

メリット
1.より早い術後の回復が見込まれる
2.傷が小さいため、より少ない出血量
3.優れた根治性、尿禁制を含む機能の温存
4.ロボットアームの精度が高く手振れも無い為、正確な切除や縫合が出来る
デメリット
1.前立腺がんの全摘出にのみ健康保険が適用される
2.ダヴィンチでその他の部位を手術する場合は医療費が高額になる

泌尿器科 症例実績(平成28年1月~12月)

手術名件数
1根治的腎摘除術2件
2腎部分切除術3件
3腎尿管全摘除術1件
4膀胱全摘除術5件
5RARP(ロボット補助下根治的前立腺全摘除術)19件
6TURP(経尿道的前立腺切除術)15件
7TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)14件
8TUL(経尿道的尿管結石破砕術)7件
9前立腺生検40件
10尿管ステント留置術26件
11除睾術4件
12包茎手術3件
13経尿道的膀胱結石摘出術3件
14膀胱切石術1件
15恥骨後式皮膜下前立腺摘除術1件
16陰嚢水腫根治術1件
17陰嚢内血腫除去術1件
18陰茎腫瘤切除術 1件
19精巣固定術1件
20尿道ステント留置術1件
21経尿道的尿道拡張術1件
22経尿道的尿道結石摘出術1件
23膀胱瘻造設術1件
合計152件

担当医のご紹介

  • 泌尿器科部長
  • 荻島 達也(オギシマ タツヤ)
役職 泌尿器科部長
資格・専門医 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
日本がん治療認定医機構暫定教育医
千葉県身体障害者認定医(ぼうこう又は直腸機能障害)
手術支援ロボット「ダヴィンチ」認定
緩和ケア研修プログラム終了
日本がん治療認定医機構がん治療認定医指導責任者
所属学会 日本泌尿器科学会
日本がん治療学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本内視鏡外科学会
履歴 順天堂大学(1996年卒)
  • 泌尿器科部長
  • 佐藤 陽介(サトウ ヨウスケ)
役職 泌尿器科部長
資格・専門医 日本泌尿器科学会 専門医
がん治療認定医
日本泌尿器内視鏡学会 ロボット手術プロクター(指導医)
ロボット手術見学施設認定医
所属学会 日本泌尿器科学会
日本泌尿器内視鏡学会
履歴 富山大学(2007年卒)
  • 青木 悠介(アオキ ユウスケ)
資格・専門医 日本泌尿器科学会専門医
手術支援ロボット「ダヴィンチ」認定
日本泌尿器内視鏡学会ロボット手術プロクター(指導医)
腹腔鏡下小切開手術施設基準医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
所属学会 日本泌尿器科学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本泌尿器科悪性腫瘍学会
日本生殖医学会
ヨーロッパ泌尿器学会
履歴 順天堂大学医学部(2012年卒)
経歴 2012年 順天堂大学医学部 卒業
2012年 NTT東日本関東病院 初期臨床研修
2014年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 泌尿器科
2015年 順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科
2018年 埼玉県立がんセンター 泌尿器科
2019年 順天堂大学大学院医学研究科
      泌尿器外科学講座 博士号取得
2020年 成田富里徳洲会病院 泌尿器科
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