検査・装置の紹介
一般撮影 | CT | MRI |
核医学(RI検査) | 血管撮影 | 透視検査 |
マンモグラフィ | 骨密度 |
診療科・部門案内Information on clinical department
CT(コンピュータ断層撮影:Computed Tomography)装置とは、体の回りを回転しながら撮影を行い、その情報をコンピュータで解析する事で、体を輪切りにしたような断層写真を撮影する装置です。
コンピュータでその写真を再構成することで骨などの立体的な3D画像を作成する事や金属アーチファクトの低減が可能です。
また造影剤を使用して検査を行う事で心臓や大動脈などの血管の3D画像を作成する事が可能です。
成田富里徳洲会病院では、2023年1月より最新のフィリップス社製2層検出器搭載256スライスCT “Spectral CT 7500”を新規に導入いたしました。国内での導入は当院が8台目となります。
心筋血流低下領域のコントラスト向上
石灰化周辺のアーチファクト低減
高心拍・心拍変動患者対応
造影剤量を大幅に低減した心臓検査、AI機能を使用したブレを抑制した心臓検査!
スペクトラルイメージング技術により、従来のおよそ半分の造影剤量で高画質のスキャンが可能※。高速撮影や被ばく量の低減など患者さまの身体への負担を軽減。また、検出器が2層化されており、一度の撮影でさまざまな解析を行うことができます。
心臓の冠動脈撮影では、最新のAIベースの高度な補正技術により、心臓の拍動によるブレを補正、画質の大幅な向上を実現しました。
スクリーニング検査における
大幅な造影能向上
散乱線を抑えた高画質な高速スキャン
SBIを用いた検査後の追加情報取得
256スライス高速スペクトラル撮影 胸部撮影が約1秒、胸腹部撮影が約2秒!
スピードが求められる救急の現場でも高速かつ低被ばくな救急検査を実現。
外傷にて搬送された患者さまでも、すぐに検査が完了します。
スペクトラル画像を使用した信頼性の高いCT検査 肺動脈血栓塞栓症や骨転移もCTで評価が可能!
1回のデータ収集で複数のスペクトラルイメージングを確認できるため、治療に関するより多くの情報を提供できます。
当院では、Canon社製320列Aquilion ONE(VISION FIRST EDITION)を導入しています。
広いボアと早い管球回転により撮影時の患者様へ様々な負担軽減に有用です。
検査を受ける患者さんのためにより一層の被ばく低減と、さらなる画質の向上が求められています。これら要望の実現のため開発されたのが順投影適用モデルベース逐次近似再構成(FIRST: Forward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion) です。FIRSTは、従来のX線CTの画像再構成(FBP:Filtered Back Projection)に比べ、低線量で高画質な画像の提供が可能な画像再構成です。