３．ツリウムレーザー前立腺蒸散術（ThuVAP）

前立腺肥大症に対しては、経尿道的前立腺切除術（TURP）が中心に行われていますが、現在は様々なレーザーでの手術も増えています。
ツリウムレーザーは、千葉県で初めて当院に導入され(※メーカー調べ)、レーザーで前立腺を蒸散させることにより、 「尿の通り」 を良くする最新の手術です。
前立腺肥大症の治療としては、最初に内服薬での治療が選択されますが、効果が乏しい場合には手術治療が選択されます。

こんな方におすすめの手術

・内服薬の治療だけでは十分に症状が改善しない。
・内服薬をやめたい、減らしたい。
・手術を受けたいが入院期間を短くしたい。
・留置している尿道カテーテルを抜きたい。

ツリウムレーザー手術の特徴

・手術中および手術後の出血が少ない。
・抗血栓療法中の方（血液サラサラ薬内服中の方）にも手術可能。
・手術後の痛みが少なく、回復も早い。
・早期退院が可能。

前立腺肥大症　ツリウムレーザー手術（ThuVAP）　入院スケジュール

1日目 入院　検温、血圧測定、採血など
21時以降は食事ができなくなります
2日目 手術当日
手術終了後はベッドで安静に過ごしていただきます
3日目 朝から飲水、歩行可能です。尿道カテーテルを抜去します。
※尿道カテーテルの抜去は状態により4日目以降とする場合もあります。
4日目 退院予定

※経過により適宜変更があります。

【ここまで進んだ最新治療】前立腺肥大を治療「ツリウムレーザー蒸散術」　抗血栓薬服用中でも手術可能 （1/2ページ） - zakzak：夕刊フジ公式サイト

当院で導入しているツリウムレーザーは、ヨーロッパ泌尿器科学会のガイドラインでは推奨グレードAとなっています。

ヨーロッパ泌尿器科学会より

ヨーロッパ泌尿器科ガイドラインで推奨グレードAです。
他の治療法と比較して治療効果（蒸散力）が高く、止血力が高いと報告されています。